軽天工事とは鉄鋼の厚みが0.5mmの薄い軽量鉄鋼材という部材を使用し壁や天井の下地となる骨組みを作る作業です。
従来の下地は木材で骨組みを作っていましたが木材よりも作業効率が良いので、商業施設やマンションなどに多く利用されております。
軽量のため建物への負荷が少なくコストダウンにもなり、不燃材料で出来ているため耐火性に優れているのも特徴です。
ボード工事とは、軽天工事で造られた下地へ、石こうボードやケイ酸カルシウム板、合板など様々なボードを貼り付ける作業で、中には耐火性能や遮音性能など機能を合わせ持ったものもあります。
壁面ではクロスや塗装、化粧板の下地として隠れる部分の作業が主ですが、ボードとボードの間を隙間なく貼り付け境目をしっかり無くすことが大事で、これには後の貼り付けや塗装のヒビ割れを防ぐ効果や防音効果にも繋がります。
天井に至っては化粧石こうボードや岩綿吸音板など直接仕上げになる材料も多く扱うため、仕上がりの良し悪しがその職人のスキルを表します。